BankART Schoolでゼミを担当するのは今回で4回目。
毎回「ポートフォリオを作る」という課題に取り組んでもらっている。
キャリアも作風もまったくバラバラの受講生たちだが、
それぞれ勝手な方向に伸び縮みしている作品がとても面白い。
その成果を「みる、つなぐ、ひらく」と題して一堂に会して展示することになった。
受講生たちも、むしろゼミの講義が終わってから盛り上がっている様子だ。
どんな展覧会になるか蓋をあけてみないとわからないが、
なんとも不思議なメロディが聞こえてくることは間違いないはず。
ぜひ足を運んでいただきたい。
飯沢耕太郎(写真評論家)

【関連イベント】
BankART1929が主催するBankART School。
2009年8-9 月期に行われた飯沢耕太郎ゼミは、4回目をむかえました。今期 は「ポートフォリオを作る」というテーマで、飯沢氏の指導のもと、年 齢も経歴も様々である参加者が2ヶ月という短期間の中、それぞ れオリジナルの「ポートフォリオ」の完成を目標に制作を行ってきまし た。ポートレート、スナップ、感覚や観念、自意識を写そうとしたもの、あるいは旅の記録。それぞれが撮りためてきた写真は多岐にわたります。 それらを見直し、時には言葉を用いて写真を編み、一冊のポートフォリ オとしてまとめあげるという作業は、みることとは何か、みせることと は何かといった問いを自らに引き寄せ、さらに他者に投げかける行為で もありました。みること、つなぐこと、ひらくこと。わたしたちはゼミでの実践を個々 の作品として完結させるだけでなく、展覧会という開かれた場で、より 多くの人に見てもらいたいと考えています。本展では、写真作品とポートフォリオを同時に展示します。訪れていた だいた方々には、目の前の作品による展覧会と、手の上のポートフォリ オによる展覧会を見比べながら、写真の持つ「みることの多様性」を感 じていただけることでしょう。









